小学生の頃の話

わたし、子どもの頃から自転車を漕いでる時には「車に轢かれないかな」とか電車を待ってる時には「ちょっと電車に当たろうかな」と考えることがあったんだけど、それって今思えばうつだったのかな。

算数の時間になれば頭が痛かったし(無自覚)、朝学校に行く前はお腹が痛かった(行けば治る!と母親に背中を押されて行ってた)。
そして何より、一人の時間が多かった。
友だちもいたけど、浅く広くって感じだった。
ファッションの話なんかついていけなかった。
買ってた雑誌はお笑いポポロ。
趣味はひとり水族館。
基本的には静かな子が周りに多かった小学生時代。
「明るく元気」だったけど、正直、人に興味がなかったし、人付き合いは面倒だった。

市民ミュージカルに子どもの頃は参加していて、それはとても楽しかった。
周りはほとんどお姉さんで、みんなやさしくて、仲良しで。
でもほら、その期間だけだから。
その人の誕生日を知る必要もなかったし、連絡先だって今ほとんど知らない。
誰一人、今も友だち、という人はいない。

「今日習い事だから」って遊びを断ることに憧れてた小学生だった。
そして、その通り、習字とピアノとダンスを習わせてくれてた。
左利きで、全然習字は上達しなくていつも寝ていたし、ピアノは練習してると眠くなっていざレッスンに行っても全然弾けないからいつも鍵盤を涙で濡らしていた。

ダンスは好きだった。
良きライバルがいて、いつもセンターを狙ってた。
でもわたし、べつに上手くはなかったから。
同い年の子は何でも上手にこなす子だったから、その子のほうがセンターは多かった気がするな。
三列目なんて本当に1秒たりとも居たくなかった。

今はね、ダンスで自分の位置が覚えられない。
メンバー全員年下。信頼出来ない。
好きな人はひとりもいない。
みんなギラギラしてる。
わたしは全然、真ん中にも主役にも興味がない。
三列目、端っこでいい。

でも、お客さんの反応は好き。
面白いって笑ってほしい。
キャラ濃かったね、って覚えてほしい。
全然、今のわたしは、面白味のかけらもないけど。

小学生の頃からある、暗い部分。
ずーっと「根暗」だと思ってたけど、最近、消えたと思ってた。
でもやっぱり「根暗」で、今こんなんなってる。

脳のエラーは治したい。
けど、ある程度は受け入れてあげないといけないんだろうな。
周りは受け入れてくれてる。
「自分らしくね」「マイペースでね」「そのままでいいんだよ」って。
どうしても、出来ない。
焦ってしまう。せっかちなんだよね。
そんなに器用じゃないんだから、ゆっくり進めばいいのにさぁー。

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